今年の野球は

 今年の野球はドジャース対カブスで始まり、選抜高校野球では、和歌山県は横浜高校に1回戦で市立和歌山高校が敗れ、決勝戦で智弁和歌山高校が負けるという結果でした。今回は大阪府に選ばれる学校が無く、和歌山県から2校出場というチャンスでしたが、横浜高校に撃破された感じです。  プロ野球では、パ・リーグのバファローズがオープン戦では全く打てず、3勝10負で、「今年も5〜6位か、吉田正尚や山本由伸が抜け、中嶋監督にも去られ、しょうがないか」と思っていたのですが、どういう訳か始まってみると、2ケタ安打の連続で堂々の首位です。チーム打率が3割を超え、打撃十傑には頓宮裕真、西川龍馬、太田椋、杉本裕太郎の4選手が並んでいます。チーム防御率も2位で投打のバランスがとれています。ただ、わたしの応援している宗佑磨選手が打撃にムラがあり、低迷ぎみなのが心配です。他の選手の調子が落ちた時に活躍すればいいかと応援しています。  バファローズの抑え・平野佳寿投手(41歳)が、先日 250セーブを達成しました。早く誰か後継が出来て欲しいものです。イーグルスから巨人に移籍した田中将大投手は日米通算 200勝まで後少しで苦労しています。1980年、巨人の堀内恒夫投手が 200勝直前で勝てなくなり、チームでお膳立てして、なんとか達成出来た時のことを思い出します。名選手も晩年は苦労します。長嶋茂雄も引退前はチャンスで併殺打が多かった記憶があります。  今年の野球にはどんなドラマがあるのでしょう。ただ、わたしの孫たちは野球を…

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フランスの音楽

 こどもの頃、フランスの音楽として耳に入ってきたのは、シャンソンと言うちょっと気取ったような唄い方をする歌でした。テレビで芦野宏や越路吹雪といった歌手の名前を覚えました。次はラジオから流れてきたシルヴィ・ヴァルタンの「アイドルを探せ」で、シャルル・アズナヴールといったシャンソン歌手の唄やフランシス・レイの映画音楽もヒット曲としてよく放送されていました。また実存主義という言葉と共に黒ずくめの衣装の歌手・ジュリエット・グレコも評判でした。  CDの時代になって、ドビュッシーやラヴェル、フォーレなども聴くようになったのですが、ドイツ・オーストリア系の音楽とは違って、何か捉えどころがなく、体の表面を通り過ぎて行き、沁み込んでこないのです。音色の重なりの感覚的な面白さが楽しいといえばそうなのでしょうが・・・。ゲルマン系とラテン系の違いなのでしょう。  そんな中で、プーランク(1899-1963)の室内楽曲は何故か楽しく、しかも聴き惚れたりします。ピアノと色々な管楽器を合わせた曲が多くあります。ユニークなピアノ曲で知られるエリック・サティと付き合いがあったようです。  国や民族によって音楽の様相が変わるのは面白いことです。ある意味で「クラシック」というのはドイツ・オーストリアの地方音楽なのかも知れません。   プーランク オーボエとピアノのためのソナタ

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