歳末にふり返る
寒波の影響なのか、光回線が切れ、23日からネットと固定電話が繋がらなくなりました。修理を頼もうとNTTにケータイで電話しましたが、AI音声で誘導されたあげく、ショート・メールで「最短で 28日」と一方的に送ってきました。なんとも味気ない対応です。
久しぶりに5日間、ネットのない生活をおくりました。本を読んだり音楽を聴いたりして時間をつぶすのですが、何か物足りない気持ちがします。いつのまにかネットに依存しているのでしょう。
やっと今日はNTTの人が来てくれました。「すぐ直りますよ」と言うことだったのですが、どこが原因か分からず、結局、電柱の光回線を張り替えたそうです。年末には何故か電気製品とか水回りとかが故障して、あわてることが多い気がします。
ネットが繋がりホットしましたが、年も押し迫り、今年1年のことを振り返る気分になります。またひとつ年をとったことだけは確かです。去年に比べ目や耳はあきらかに衰えています。
評論家の川本三郎は < 年を取って唯一いいことは思い出が増えることだろうか。>* と書いていました。そういえば事あるごとに、いろんな思い出が蘇って、しばし物思いにとらわれます。もちろん一方では日々、記憶は失われてもいるのですが・・・。
同書の中で川本三郎は、木下忠司という作曲家のことを書いていました。その人は映画監督の木下惠介の弟で、木下映画のほとんどの音楽をてがけたそうです。『喜びも悲しみも幾歳月』(1957)の主題歌も彼の作曲です。彼は膨大な数の映…