長兄とは12歳はなれています。何ヶ月かまえ、「自分史」を書いたといって送ってくれました。12歳も年が違うと、わたしが生まれるまでの家庭のようすなど、わたしの知らなかったことがいろいろ書かれており、興味深く読みました。父親は高い所が苦手で、自宅の棟上げのとき、代わりに長兄が上に登らされたという話しは初耳でした。
もっとも驚いたのは、自宅の二階の窓から、アメリカの戦闘機が撃ち落とされるのを見ていたという少年時代の想い出話しです。おだやかな瀬戸内海しか知らないわたしには夢のような話しです。
ひとつの家庭ですら自分が生まれるまでの出来事は知りようがありません。両親とも既に三十三回忌がすみ、両親の若い頃を知っているのは長兄くらいです。久しぶりに会って「自分史」の空白を聞いておこうと楽しみにしていたのですが・・・またの機会になりました。
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