春の歌

 今日は朝から大風で、花に嵐の様相です。「四月は残酷極まる月だ・・・」というのは若いころに読んだ詩の冒頭です。 春は不安定な季節です。

 シューマンの交響曲第1番は「春」と名付けられていますが、発散するエネルギーとどこか不安定な感じが魅力的です。 シューマンはオーケストレーションに問題があるとかで、マーラーが改訂した版があり、それで演奏したCDがあります。響きが整って、メンデルスゾーンのようになっているのには驚きます。わたしには原曲のほうが聴きごたえがあるように思えます。

 四月も下旬になれば気候が安定してくることでしょう。新緑がまばゆく、空の青も深みを増してきます。

 いはばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも (志貴皇子)

  #「綺羅 星のごとく」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2020-04-20

この記事へのコメント

  • ちょんき

    このところ、週末はチョウチョ採りです。近頃は採るよりも見ているだけのことも多いのですが。怪我には気をつけないといけない。
    2016年04月07日 21:41
  • 爛漫亭

    そういえば春はチョウチョの季節でもありますね。どうも小動物には目がいかないようです。てふてふで思い出すのは韃靼海峡という言葉です。まだ天然が見えていないようです。
    2016年04月07日 22:47

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