古い本ばかり

 昨日も今日も温かい雨です。インフルエンザが流行っていますが、終わりかけの三月の雨のようです。正月のころには寒くなるのでしょうか。家内は風邪のようで、ここ数日、微熱があるようです。医者が遠いので自然にまかせているようです。

 わたしは年賀状の準備でもしようかと PC を立ち上げましたが、今年一年を振り返ったりしていると時間が経ってしまいます。それにしても、だんだん読書スピードがおちて、しかも手に取るのは古い本が多くなって、新刊本や旬の著者のものはわずかです。今年はひとさまにお勧めできるものはないと嘆息します。

 いま読んでいるのも、ある記載で興味をひかれたもので、25年前に刊行された小島剛一『トルコのもう一つの顔』という中公新書です。わたしが知らなかっただけで、有名な本なのかもしれません。2016年2月で 13 版になっています。フランスで自由業、専攻は言語学と民族学という著者の 1970年からの十数年にわたる野外調査の真摯で愉快で冒険にみちた記録です。本を読む楽しみを満喫させてくれます。今年は続編もでたようで楽しみです。

#「わが名はアラム」https://otomoji-14.blog.ss-blog.jp/2017-02-21

この記事へのコメント

  • akira s

    年末ですねえ。今年は喪中で賀状でバタバタしないので、余裕の年末生活です。今朝の9時でやっとフリーになりました。それにしても知識の宝庫ですね。なかなかコメントできる立場にないなあというのが正直な感想です。今年一番影響を受けた本は何だろうと考えると「本日はお日柄もよく」かなあ。「羊と鋼の森」もピアノをかじり始めた僕には何か感じるものがあったのですが、「お日柄」は人前でしゃべることについて初めてまじめに考え直した気がします。実は「資本主義の終焉と歴史の危機」も読んでるのですが、なかなか前に進まず、まだ1/3。理解力が、、、、。来年もよろしくお願いいたします。
    2016年12月30日 21:52
  • 爛漫亭

    お元気そうで何よりです。先ほど当地に帰ってきました。今年も、ぼちぼち暮らしてゆこうと思っています。また、ご来訪下さい。
    2017年01月03日 22:48

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  • わが名はアラム
  • Excerpt: 『トルコのもう一つの顔』(小島剛一・中公新書)の続編『漂流するトルコ』(旅行人)を読んでいると、あのあたりの少数民族の話しがでてきます。歴史上、アルメニア人は何度もひどい目に会って離散したそうです。 ..
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