わたしは年賀状の準備でもしようかと PC を立ち上げましたが、今年一年を振り返ったりしていると時間が経ってしまいます。それにしても、だんだん読書スピードがおちて、しかも手に取るのは古い本が多くなって、新刊本や旬の著者のものはわずかです。今年はひとさまにお勧めできるものはないと嘆息します。
いま読んでいるのも、ある記載で興味をひかれたもので、25年前に刊行された小島剛一『トルコのもう一つの顔』という中公新書です。わたしが知らなかっただけで、有名な本なのかもしれません。2016年2月で 13 版になっています。フランスで自由業、専攻は言語学と民族学という著者の 1970年からの十数年にわたる野外調査の真摯で愉快で冒険にみちた記録です。本を読む楽しみを満喫させてくれます。今年は続編もでたようで楽しみです。
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akira s
爛漫亭