カツオの街

  この季節になると、夕方に町の食堂に入ると、カツオの刺身が食べられます。この辺りでは、タタキより刺身が好まれるようです。船が帰ってきて数時間だけの楽しみです。



 カツオの中にモチガツオと呼ばれる、もちっとした食感のものがあります。外面からでは区別できず、切ってみないと判らないそうです。店先に「モチガツオあります」と書き出してある店もあります。



 いまは黒潮にのって北上している途中で、脂が少なくあっさりとしています。生姜醤油が合います。



 秋になると、脂がのって帰ってきます。モドリガツオと言われます。今年もカツオが食べられたと、なんとなく嬉しくなります。



   港はや青むらさきの夏の魚

            鰹ばかりを売る街となる(若山牧水)





この記事へのコメント

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    京都でもタタキだけでなくカツオの刺身もスーパーマーケットに普通に並んでいます。似て異なるものだということになるのでしょうね。カツオの刺身は食べないという人を知っていますが私は食べます。ヨコワというのがあれば買うことにしています、
    2019年06月09日 23:57
  • chonki

    名前を入れ忘れました
    2019年06月09日 23:59
  • 爛漫亭

    京都でカツオの刺身とは !
    流通の技術が進歩したのでしょうね。
     この辺りでは、春から初夏は午後に
    釣り船が帰ってきて、夕方に食べます。
    ただ昨年は黒潮が南に蛇行して漁場が
    遠くてダメだったそうです。
     これからはハモの季節ですね。
    2019年06月10日 14:07