優勝できるかな?


 夕方5時ごろから、大相撲をテレビ観戦しています。ちょうど関脇の取組が始まるあたりからです。「荒れる春場所」といわれるように、今年も横綱、大関が毎日のように敗れ、また横綱・照ノ富士は休場しました。先場所は休場明けだったのですが、琴ノ若戦を見ると、まだ関脇、大関とは力の差があると思ったのですが、膝、腰の故障では相撲になりません。


 毎年、この時期に大阪で集会があり、出かけると難波駅のあたりでよくお相撲さんを見かけましたが、見知った顔の関取は居なかったようです。昔、東京駅の改札口で、小錦と出会いましたが、立派なお腹で、改札を横歩きで通っていました。昔に比べて最近のお相撲さんは、身長は5cmほど、体重は 30kgほど増えたようです。破壊力=体重xスピード、ということなのでしょう。


 照ノ富士のほかに飛び抜けて強い力士は見当たらないので、また横綱不在が続くのでしょう。大関に昇進しても陥落する力士が多く、入幕すぐの力士が活躍したり、実力伯仲で、場所ごとに調子の良い力士が優勝するという乱戦になるのでしょう。栃・若、柏・鵬、北の湖、千代の富士といった大横綱が土俵を締めていた頃とは大相撲も対戦の仕方が変化したようです。高校野球が木製バットから金属バットに変わって大味になったのと似ている気がします。


 そういえば選抜野球も始まりましたが、和歌山県からは田辺高校(21世紀枠)と耐久高校が選ばれています。共に県立で部員は18、9人で、とても勝ち抜ける気がしません。対戦相手は田辺が石川県の星稜高校で、松井秀喜の出身校で、昨年の明治神宮野球大会の優勝校、1979年夏の甲子園で和歌山・箕島高校との伝説の熱戦でも有名です。田辺は大敗するかと思っていましたが、4-2と善戦したので感心しました。耐久は千葉県・中央学院ですが、どうなるでしょう?


 甲子園へは田辺高校は29年ぶり、耐久高校は創部119年で初出場です。耐久高校は醤油発祥地の湯浅にありますが、箕島高校のある有田の隣町なので、野球では長年、箕島に生徒が集まったのでしょう。


 高校野球では昭和28年(1953)、淡路島の洲本高校が初出場で中京、浪商などの強豪校を撃破して優勝しましたが、大相撲で今場所、新入幕の尊富士が 10連勝中ですが、はたして優勝できるでしょうか?



この記事へのコメント

  • mm

    こんにちは^^
    高校野球は全然関心が無いですが、相撲の方は昔からよく見ています。
    今は王鵬や貴景勝に頑張って欲しいです。
    2024年03月20日 16:29
  • 爛漫亭

    mmさん、今場所も荒れていますね。貴景勝は
    兵庫県出身なので、わたしも応援する気持ちにな
    りますが、首に不安があって心配です。王鵬、
    尊富士など若手の活躍も楽しみですね。
    2024年03月20日 16:55
  • tai-yama

    高校野球も低反発バットで野球自体が変わるかも。
    大の里と尊富士に期待ですね。どっちも若いし。
    2024年03月20日 23:40
  • 爛漫亭

    tai-yamaさん、高校野球は早速、ホームランが減った
    ようですね。大鵬の新入幕連勝記録を止めたのは柏戸
    だったそうですから、「大の里・尊富士」時代が始ま
    るのでしょうかね?
    2024年03月21日 09:37
  • そらへい

    耐久高校、歴史ある学校のようですが変わった名前ですね。
    残念ながら敗退、どちらか一つは勝ち残ってほしかったですね。
    今年の選抜から低反発パット、芯に当たらないと飛ばないそうです。
    外野の頭上や間を抜けそうで抜けない当たりが増えていますね。
    長打に頼らない堅実な戦法が必要で
    懐かしい高校野球の姿が戻ってきたような気もします。
    1回戦から熱戦が多いですね。
    2024年03月22日 20:37
  • 爛漫亭

    そらへいさん、耐久という名前は幕末の濱口梧陵が
    開いた「耐久社」という学校に由来しています。津波
    に際して、稲むらを燃やして知らせたという人です。
    やはり両校とも部員も少ない学校なので、出場出来
    たというだけの喜びだったようです。
    2024年03月22日 22:34