クラリネットの音色はほのぼのとした懐かしい響きがあります。こどもの頃、チンドン屋さんが「美しき天然」のメロディを吹きながら、ドサ回りの演劇の宣伝をしていたのを覚えています。すこし大きくなってからはベニー・グッドマンの演奏する「二人でお茶を」などの曲が耳に残っています。クラリネットは1700年ころに出来た楽器だそうです。
晩年、58歳になったブラームスはクラリネットの名手、ミュールヘルトに出合い、魅了され、クラリネットのための曲を作曲しました。「クラリネット五重奏曲」、「クラリネット三重奏曲」、「クラリネット・ソナタ第一番、第二番」です。哀愁を帯び、諦観に誘われるような曲想が高齢者には馴染みやすく、クラリネットの哀感のあるほの暗い音色に相応しく、聴き惚れてしまします。
3月になってから、腰痛に悩まされているのですが、横になってクラリネットを聴いていると、患部にも優しく響くようで、心地よく過ごせます。最近は、ブラームスの室内楽曲が好みになったようです。
ブラームス「ピアノ、クラリネット、チェロのための三重奏曲」
この記事へのコメント
yoko-minato
楽器は聞いていると張り詰めた神経がほぐれていく
そんな感覚になります。
腰痛ですか!!
お大事になさってください。
lamer-88
てんてん
そらへい
ジャズでもクラシックでも名曲、名演奏がいっぱいですね。
ジャズではジョージ・ルイスの無垢で物悲しい響きに引き込まれます。管楽器の中では音が優しいので、最近はジャズで用いられないことが少なくなりました。
クラシックはモーツァルトのクラリネット五重奏、クラリネット協奏曲に癒されます。最近聞いていないので明日にでも聞いてみようと思います。
腰痛、お大事に。体の中心なので大事にならないように気を付けられますように。
トモミ
めぎ
58歳で「晩年」ってちょっとドキッとしました。
今はその年で晩年だとは誰も思ってないですものね。
爛漫亭
いいですね。最近、ブラームスのクラリネット曲
を聴き直して、歳のせいかウットリと聴き惚れて
います。
爛漫亭
爛漫亭
だいたい明治人は現代人の7掛けの人生ですから。
夏目漱石も40代で亡くなていますが、現代では70歳
くらいの雰囲気ですね。
そら
あれがクラリネットの音なんですね
いまだに思い出せます(^^)
爛漫亭
歩いたものです。どういう訳か、いつも「美しき天然」
のメロディだった気がしますね。
爛漫亭
よって曲が変わりますね。「舟唄」の出だしなど編曲者
の腕の冴えを感じますね。
爛漫亭
ありがとうございます。
てんてんんさん
ありがとうございます。
mm
クラリネットと言われれば「クラリネットを壊しちゃった」と言う歌を思い出します(ーー;
爛漫亭
楽器ですね。管楽器にはそれぞれ味わいが違い
ますね。
ぼん
爛漫亭
lamer-88
爛漫亭