運動のBGM
自宅でトレーニングをしていて、何かBGMが有った方がいいかと、いくつかCDをかけてみましたが、歌謡曲はつい聴き入って、数えていた反復回数が分からなくなります。ジャズはテンポが速く、体がついていけません。病院で点滴をした時には、低音量でポップスが流れていて、聴くともなく目をつむっていると、時間の長さがまぎれました。
運動は単調な繰り返しなので、あまり複雑な音楽は合いません。試しにバッハの『無伴奏チェロ組曲』をかけると、案外、気持ちよく体操が出来ました。それではと思って、CD棚の隅にあったパーセルとかクープランといった古い時代の音楽をBGMにしてみると、気にならずに自主トレが続けられました。これらは買った時に1〜2回聴いてお蔵入りになっていたCDです。
パーセル(1659-1695・イギリス)はH.ヘッセの小説に出て来て、どんな曲だろうと興味を持ったもので、クープラン(1688-1733・フランス)はラヴェルに『クープランの墓』というピアノ組曲があって、クープランってどんな作曲家だろうと思って聴いてみたものです。
思うにバロック時代の音楽は舞曲の組曲というような曲が多く、穏やかでリズムが規則的で、体操のBGMに適しているのかも知れません。一曲一曲自体はあまり印象に残らず、わたしには曲の区別もつかない感じです。棚の隅で聴かれることなく立っていたCDが、こんなかたちで役に立つとは意外でした。
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