2500年前の人
毎日新聞、9月20日の書評蘭にフランス文学者の鹿島茂さんが、『論語』(鶴ヶ谷真一訳・注 光文社古典新訳文庫)を取り上げ、<・・・特徴は深い学識に支えられたその明快さにある。(中略)名訳であるばかりか決定的な名著。>と書いていました。わたしは昔、吉川幸次郎訳で読んだ記憶があるのですが、”決定的な名著”とまで言われると読んでみたくなり、家内にU-NEXTで買ってもらいました。
家内はU-NEXTで映画や雑誌などを見ているようですが、U-NEXTはスマホやタブレットでしか利用できず、PCでは電子書籍が読めません。『論語』も家内に朗読してもらうことになりますが、漢文は耳で聞いていても、どんな漢字か思い浮かばず、いちいち訊き返しているとなかなか進みません。
『論語』は孔子の没後に、弟子達が孔子の言行を記録したものですが、孔子は2500年も前の人で、当時、日本は縄文時代から弥生時代に移行しつつあった頃です。そして『論語』は奈良時代始めにはもう日本に伝来していたようです。
<子がいわれた、「口が達者で人あたりがよい。こういう手合いが人格者であることはまれだ」。
🔻子日わく、巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮(すく)なし仁。
子日、巧言令色、鮮矣仁(1)
1 原文が通常の語順「仁鮮矣」ではなく「鮮矣仁」と語順を入れかえてあるのは、慨嘆の思いを強めるため。
<子がいわれた、「戦車千台を保有する国を導くには、政策に慎重を期し、嘘をつかず、無駄をはぶいて租税…
